■ 「 ハズしちまった日。 」

■ 解 説 ■
 前作「詭弁の街」より5年のブランクを経て、飯野歩が再始動を果たした記念碑的作品。メインキャスト2名・監督を含めたスタッフ2名という超少数精鋭体 制、手持ちのHi8カメラ1台によるオールゲリラ撮影と、決して満足とは言えない環境で制作されたにもかかわらず、画面ところ狭しと駆けずり回る「アツい 男たちのドラマ」が評価され、3つのコンテストでグランプリを受賞したほか、各地のコンテストで様々な賞を受賞。現在の飯野歩を構成する基盤となっている 作品と言えよう。

・第2回宝塚映画祭<第2回映像コンクール> 「グランプリ」&「市民賞」 ダブル受賞
・AQコンテンツコンテスト2002 「総合グランプリ」 受賞
・第2回ショウビフィルムフェスティバル 「グランプリ」 受賞
・第11回 TAMA CINEMA FORUM 映画祭 <第2回TAMA NEW WAVE>   

    「特別賞」&「男優賞(ビデオ部門)」 受賞

・第23回神奈川県映像コンクール 「TVKテレビ特別賞」 受賞
・ひろしま映像展2003 「演技賞」 受賞
・大阪プラネット映画祭2002入選

 

■ 物 語 ■
 その朝、サラリーマンのナカジマは、中学時代の友人キクチと再会した。立派な(?)スリになっていたキクチの「一度きりの人生、冒険したほうが楽しい ぞ!」という言葉が耳から離れないナカジマ。彼の目の前に、転倒した男のバッグが転がる。ナカジマはそのバッグをひったくって駆け出していた。キクチと共 に逃げのびた先で、二人は驚愕する。そのバッグに詰め込まれていたのは三千万の札束だったのだ。小心者の二人の「サイアクの一日」はまだ始まったばかり だった。

(文・鷲北賢司)

 

[ CAST ]

ナカジマ /
キクチ /

石山英憲
山崎吉範

[ STAFF ]

監督・脚本・撮影・編集・音響 /
音楽 /
監督補 /

飯野 歩
米山典昭
鷲北賢司

製作 /

歩飯野開発機構


2001年 / Hi8撮影・DV仕上 / カラー / STEREO / 52分
(ノンストップバージョン・45分)



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